長嶋さん「敵ながらあっぱれ」王さん「本当に鉄人」

[ 2012年9月13日 06:00 ]

 ONからも「お疲れさま」――。阪神・金本の引退表明に、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(76)とソフトバンク・王貞治球団会長(72)が、ねぎらいの言葉を贈った。

 長嶋氏が巨人の監督として金本に対したのは広島時代。「打席で見せる鋭いスイングは、対戦相手として大いに脅威であり、その勝負強い打撃で何度も痛い目にあわされました」と振り返り「私ができなかった“トリプルスリー”(3割30本30盗塁)を達成したことにも、敵ながらあっぱれという心境でした」と称えた。一昨年の4月に金本が通算445本塁打を放ち長嶋氏の444本を抜いた際には、記念のバットにサインを頼まれたという。その思いを「金本君が私の記録をそれほど強く意識してくれていたと知って驚き、うれしく思いました」と、しっかり受け止めた。

 ダイエー監督時代の03年、阪神との日本シリーズで対戦して激闘を繰り広げたのが王氏。「本当に鉄人。常に全力プレーでファンの人が応援したくなるタイプの選手だった。しばらく休んで、また球界のために頑張ってほしい」と、新たなスタートを待ち望んでいた。

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2012年9月13日のニュース