金本「半分イヤイヤでタイガースに来たのですが…」

[ 2012年9月13日 06:00 ]

引退会見に臨む阪神・金本

 【阪神・金本に聞く】

  ――今の率直な心境は。

 「ホッとした一面もあるし、悔いも寂しい気持ちもある。でも、ホッとしたというのがかなり占めている」

 ――和田監督にはいつ伝えたのか。

 「きのうの試合前に言いました。和田さんは03年の時から打撃コーチとして一緒にやってきましたし、“カネとはこれからもずっと一緒にタイガースでと思っていたのに”と、そういうふうに言ってもらいました」

 ――葛藤はあったか。

 「やりたい、いや辞めよう、その繰り返しでした。ヒットを打ったらやれる、思うようなパフォーマンスができなかったら辞めよう。何度もその繰り返しでしたね」

 ――決め手になったプレーはあるのか?

 「いや、それはないです。3年間未練たらしくやってきて、もうそろそろいいかなと」

 ――21年間の野球人生を振り返ると。

 「一つはカープで優勝できなかったのが凄く残念。タイガースの歴史の中で一番強くて一番、人気があるときにプレーさせてもらって幸せな野球人生だった」

 ――多くの記録を作ったが、もっとも誇れるものは。

 「連続無併殺の記録ですね。よく後輩たちにも言うのですが、ゲッツーにならないからといって内野安打になるわけではないのですが、そういうところで一生懸命に走ってきたことですね」

 ――通算本塁打(474本)は田淵幸一氏と並んでいる。

 「シーズン前は楽勝で抜けると思っていたのですが、何とかあと1本打ちたいですね」

 ――今後は?

 「全く何も考えていません」

 ――野球とは?

 「長嶋さんではないですが、人生そのものです。10歳から野球を始めて、7~8割がしんどいことばかりで、残りの2~3割が喜びというか充実感で、その少しの喜びを求めてやってきました。そんな野球人生です」

 ――最後に。

 「やっぱり三村敏之さん(元広島監督)、山本一義さん(元広島打撃コーチ)、高代延博さん(元広島守備走塁コーチ)の3人の方には本当に感謝したい。次に広島に帰った時には三村さんのお墓に報告に行きたいです。あとはタイガースに呼んでいただいた星野仙一さんですね。広島出身のボクを、その広島カープからFAで獲るんですから、厚かましさとしつこさはまさかですね。半分イヤイヤでタイガースに来たのですが、結果はいい思いをたくさんさせていただきましたし、本当に良かったです」

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