引退発表その日に…金本あわやの一打も好捕で苦笑い

[ 2012年9月12日 21:22 ]

9回、好守備に阻まれ悔しそうな表情の阪神代打の金本

セ・リーグ 阪神1―2ヤクルト

(9月12日 甲子園)
 今季限りでの引退を発表した阪神・金本は9回に代打で登場。1死一塁と一発が出れば、サヨナラの場面だったが、バーネットの144キロのツーシームに中飛に倒れた。

 弟分の新井貴が3ボール2ストライクから粘って四球で出塁。絶好のチャンスに右中間を襲う強烈な打球を放ったが、ヤクルトの中堅手・比屋根が快足を飛ばしてぎりぎりつかむファインプレーを見せた。抜ければ同点かという打球だっただけに、二塁も狙う勢いで全力疾走していた金本は悔しさが混じった苦笑いでベンチへ戻った。

 続く代打の桧山も三ゴロの倒れ、1点届かず。投手陣の好投をふいにする今季を象徴する逆転負けで、2年連続のシーズン負け越しが決まった。和田監督は今後も金本を代打で起用する方針で「後輩たちはしっかり見て野球人生につなげてほしい」と奮起を促した。

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2012年9月12日のニュース