イチローあきれ顔「リトルリーグにはあるらしい。欲しいね」

[ 2012年9月9日 12:31 ]

オリオールズ戦の9回、左前打を放つヤンキースのイチロー

ア・リーグ ヤンキース4―5オリオールズ

(9月8日 ボルティモア)
 ヤンキースのイチローは8日、ボルティモアでのオリオールズ戦に「8番・中堅」で先発し、4打数2安打1打点だった。内容は中越え二塁打(打点1)、一ゴロ、遊飛、左安打で打率は2割7分。途中から左翼の守備に就いた。チームは4―5で敗れた。

 後味の悪い幕切れだった。ヤンキースは9回、1点差に追い上げてなお1死一、三塁。二ゴロに倒れたテシェイラが併殺を防ごうと一塁に滑り込む。セーフにも見えたが判定はアウトで試合終了となった。

 これにはイチローもあきれ顔。「リトルリーグには(疑わしい判定に)クレームできるルールがあるらしい。それ欲しいね」と苦笑い。チームは再びオリオールズに首位で並ばれた。試合後にはジラルディ監督と担当記者が怒鳴りあう場面もあるなど雰囲気は暗い。

 その中でイチローは適時二塁打を含む2安打と自らの仕事を淡々とこなす。「テシェイラが戻ってきてチームとしては形が整った」と焦りは感じていない様子だった。(共同)

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2012年9月9日のニュース