大谷 初の左翼で“160キロレーザービーム”披露

[ 2012年9月7日 06:00 ]

<韓国・日本>5回無死一塁、左前打で三塁を狙った一走を三塁補殺にし、野手に声をかける大谷

18U世界野球選手権2次ラウンド第2戦 日本4-2韓国

(9月6日 ソウル)
 投げなくても凄い。「4番・左翼」で先発した花巻東の大谷が、好返球で藤浪の窮地を救った。0―0の5回無死一塁。7番・宋浚碩がエンドランで叩きつけた打球が三塁手・田村の頭上を越えて左翼線を転がる間に、大谷はボールへ猛チャージ。素早く拾い上げて三塁へ矢のような送球で、一塁走者・沈載倫を間一髪でアウトにしてみせた。

 「無死一、三塁になるときつかったので、ストライクをしっかり投げられた。しっかりやることはできた」。今大会初めて守備に就いたが、花巻東では登板しない時は外野を守る。その経験は世界の舞台で生きた。

 8月31日の1次ラウンド初戦のカナダ戦で3回1/3、3失点KOされてから6試合登板なし。不調のため投げる機会が訪れず、藤浪に負担がかかっているのは身に染みて感じている。打撃では4打数無安打で、今大会2試合目の無安打に終わった。だからこそ「守備は良かったけど、打撃でも助けてあげたい」と連投した藤浪を思いやった。

 小倉全由監督も大谷の左翼起用について「(これまで起用してきた)高橋はスローイングに不安がある。(初めての左翼起用で)不安もあったけど、大谷なら走者二塁からホームで刺せると思った」と采配が的中し、表情を緩めた。7日は決勝進出へ負けられない米国戦。登板の可能性もある大谷は「投げさせてもらえるなら勝てる投球をしたい」と言い、試合後にベンチ前でチーム関係者を相手に力のこもった投球練習を行った。160キロ右腕はマウンドが恋しくて仕方がない。

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