ホールトン10勝 来日5年で3度目も「通過点として」

[ 2012年9月2日 06:00 ]

<巨・D>8回1失点で10勝目を挙げた巨人先発・ホールトン

セ・リーグ 巨人9-1DeNA

(9月1日 東京D)
 巨人の ホールトンが助っ人史に名を刻んだ。安定した投球で8回を3安打1失点。ソフトバンク時代の昨年に続き、区切りの10勝目。両リーグでの2桁到達は外国人投手では史上3人目となった。

 「ホッとしている。これだけ多くのお客さんの前で自分の投球ができて良かった」。昨季19勝でパ・リーグ最多勝の看板を引っさげ、巨人に移籍。初勝利までに4試合を要し「昨年と同じような成績を残すと期待されていた。プレッシャーを感じている部分もあった」と振り返る。来日1年目の08年は中継ぎスタートで2軍生活も経験。それでも持ち前の制球力を生かし、日本の野球に適応した。来日5年間で3度目の2桁勝利という安定感。頼りになる助っ人右腕は「通過点としてこれからも頑張りたい」と今後もフル回転を誓った。

 ≪移籍組2人が2桁は12年ぶり≫ホールトン(巨)が今季10勝目。自身2桁勝利はソフトバンク時代の09年(11勝)、11年(19勝=最多勝)に次いで3度目になる。また、外国人投手で2球団以上で2桁勝利をマークしたのはパウエル(近鉄、オ、巨)、ミンチー(広、ロ)、グライシンガー(ヤ、巨)に次いで4人目だ。今季は移籍1年目の杉内が既に10勝をマーク。巨人で移籍1年目に2桁勝利はホールトンが11人目だが、同一シーズンに2人は00年に工藤、メイがともに12勝して以来12年ぶり2度目。

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