広島に痛い判定 野村監督退場「何とも言いようがない」

[ 2012年9月1日 07:54 ]

<神・広>6回1死二、三塁、能見の空振りの判定を巡って橘高球審に抗議する広島・野村監督(右端は捕手・倉)

セ・リーグ 広島0-3阪神

(8月31日 甲子園)
 広島には痛すぎる非情判定だ。打線に元気なく今季15度目の零敗を喫した阪神戦(甲子園)。0―1の6回、1死二、三塁で能見のスクイズはファウルに見えたが、橘高球審は空振りと判定し、三塁走者の生還(記録は盗塁)を認定。猛抗議した野村監督は遅延行為として今季初の退場処分となった。後味の悪い敗戦。球団はVTRと審判の技術向上の要望書を日本野球機構に提出する構えだ。

 野村監督は試合後、帰りのバスへ向かう通路で報道陣に対応した。「ファウルは明らか? ウーン…何とも言いようがない。(球審が)生還を認めたんだから、(バットに)当たっていないと言うことなんでしょう」。淡々とした口調。それが逆に怒りを感じさせた。

 問題のシーンは1点差の6回だ。1死二、三塁のピンチで打席に能見。カウント1―1からの3球目、バッテリーはスクイズを警戒して外角高めに外す。飛びつく能見のバットをかすったかに見えたボールは、倉のミットをもすり抜けてバックネットへ転々。三塁走者はホームを駆け抜けた。

 これを橘高球審は空振りと判定した。ファウルを確信するバッテリーは憤る。指揮官はすぐさま球審に詰め寄り、時に目に涙を浮かべながら、制限の5分を超えてなお抗議した。が、判定は覆らなかった。橘高球審は試合後「何もありません。ノーコメントで」と語ったのみ。野村監督にとっては今季初、通算3度目の退場処分だった。

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