星野監督 長嶋さん超え1035勝「興味ない」もニンマリ

[ 2012年9月1日 06:00 ]

<楽・オ>1点差で逃げ切り、選手たちを出迎える楽天・星野監督

パ・リーグ 楽天3-2オリックス

(8月31日 Kスタ宮城)
 記念の1勝に少しだけ表情が緩んだ。あの長嶋茂雄氏(巨人軍終身名誉監督)を超える監督通算1035勝目。楽天・星野監督は「全然、そんなの興味がないよ」と言いながらも自然と目尻が下がった。

 前カードのロッテ3連戦(QVCマリン)で3連敗。犠打失敗やサインミスを連発するお粗末な試合が続いたが、この日は打線が4回までに3点を奪い、そのまま押し切った。前半戦を3位で折り返しながら後半戦で失速し、借金5の5位。一方的な展開で勝つ試合も少なく「俺を殺そうとするなら、刃物もピストルもいらんわ」と胃の辺りを押さえ、笑いを誘った。

 中日での現役時代は「打倒・王、長嶋」を掲げ、V9時代の巨人にライバル心を燃やした。中日、阪神の監督時代もその精神は変わらず、いつしか「闘将」と呼ばれるようになった。昨年から楽天の指揮を執っても、闘志は衰え知らず。全ては同時代で対決できた2人のスターのおかげでもあり「ON(王、長嶋)がいたから、ここまで来られた。倒すことが生きがいだったから」と感謝の念を持ち続けている。

 気持ちはいつまでも若い。8月上旬の札幌遠征中には、この日先発して5勝目を挙げた辛島に加え、枡田、美馬、聖沢、銀次を食事に誘って、高級なしゃぶしゃぶをごちそうした。5選手の平均年齢は24・2。緊張させないために野球の話題はあえて封印し、チームの将来を担う若手に世間話をして笑わせた。

 「65歳になってもベンチで“アホ、ボケ”言うてられるのは幸せなことや」。「ミスター超え」はまだまだ通過点。星野仙一は吠え続ける。

 ▼楽天・フェルナンデス(4回に約3カ月ぶりとなる決勝の左越え3号ソロ)待ちに待って、待ちくたびれてやっと打てた。

 ▼楽天・辛島(7回2失点で5勝目)走者を出してから粘り強く投げることができた。

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