古巣不祥事にもめげず…能見「甲子園で勝ちたかった」

[ 2012年9月1日 06:00 ]

<神・広>7月29日以来の白星を挙げた阪神・能見

セ・リーグ 阪神3-0広島

(8月31日 甲子園)
 自身もチームも崖っ縁に立たされていた中、エースの存在感を見せつけた。阪神・能見が8回まで3安打、三塁も踏ませない好投。高校野球開催のため、8月2日以来となった本拠・甲子園での試合でチームを勝利に導いた。

 「甲子園のファンの前で勝ちたかった…」

 切実な願いだった。今季は開幕投手を任されながら既に自己ワーストタイの9敗。7月29日のDeNA戦(甲子園)を最後に白星がなかった。しかもこの日の試合前、プロ入り前の98年から7年間所属した社会人野球の大阪ガスで賭博行為が発覚。「突然の話で驚いています。このようなことで大阪ガスの野球部が注目されてしまって、本当に残念で仕方ないです」と硬い表情でコメントしたように、動揺がないはずはなかった。

 しかし、これらマイナス要素を投球に感じさせることはなかった。8月、4度目の広島戦登板で「どんどん振ってくることは分かっていた」ことを踏まえ、ストライクゾーンの高低を効果的に使い、24個のアウトのうち13個が飛球だった。

 阪神では01年以来の大台となる借金20を阻止した。お立ち台に上った左腕はファンに対し「(シーズンは)残り少ないが、何とかいい姿をお見せしたい」と力強く誓った。

 ▼阪神・狩野(8回に2年ぶりの本塁打)入るとは思わなかった。(昨年6月に腰痛が再発したときは)辞めることも考えたが、ホームランを打てて、歓声を頂いてうれしい限り。

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