あきらめないオリックス 昇格の梶本がV打“試合に出ないと始まらない”

[ 2012年8月31日 07:03 ]

<ソ・オ>9回1死一、三塁、勝ち越しの右前打を放つオリックスの代打・梶本

パ・リーグ オリックス4-1ソフトバンク

(8月30日 ヤフーD)
 オリックスは岡田監督の勝負手がドンピシャではまり、ソフトバンクに逆転勝ちを収めた。1―1で迎えた9回だ。1死一、三塁から代打・梶本が右前へ決勝の適時打。防御率0・00を誇った岡島を攻略した。

 川端の右前打で加点すると、続く後藤のセーフティースクイズで4点目。今季初めてスクイズを成功させる執念采配が結実した。

 殊勲の梶本はお立ち台で胸を張った。腰痛を悪化させた大引に代わってこの日、出場選手登録されたばかり。「いい結果にしても悪い結果にしても試合に出ないことには。使ってくれた監督やコーチに感謝したい」と声を弾ませた。スクイズを決めた後藤も「うまくいきました。2点より3点。(犠打は)嫌いじゃないので」と振り返った。

 総力結集で5カード連続の負け越しを阻止。対ソフトバンク戦の連敗も5で止めた。3点目を叩き出した新人の川端は言った。「僕らは一試合一試合戦っていくだけですから」。可能性がある限り諦めないという姿勢を体現した、意義ある1勝だった。

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2012年8月31日のニュース