賢介 左腕骨折で今季絶望…糸井に続き主力が痛い離脱

[ 2012年8月30日 06:00 ]

<日・西>7回無死二塁、中島と交錯して倒れ込む日本ハム・田中

パ・リーグ 日本ハム1-3西武

(8月29日 札幌D)
 日本ハムの田中賢介内野手(31)が29日、「左橈(とう)骨頭骨折および左尺側側副じん帯断裂」と診断され、今季中の復帰は絶望的となった。この日行われた西武18回戦(札幌ドーム)の7回、一塁ベースカバーに入った際に打者走者の中島と接触。左前腕部を痛めて負傷交代し、札幌市内の病院で精密検査を受けた。

 30日に専門医の診察を受けて今後の予定などを決める。現時点での全治は不明だが、栗山監督は「基本的にシーズンは間に合わないと思ってあげないといけない」。手術の可能性も高く、復帰まで最低でも2カ月程度かかる可能性が高い。

 昨季はキャンプ中に右手薬指、6月に左足首と2度の骨折で49試合の出場に終わった田中だが、今季はここまで全114試合に出場。打率・300、リーグトップの137安打を放ち、主将としてチームを引っ張ってきた。チームでは糸井が左内腹斜筋挫傷で26日に登録を抹消されたばかり。相次ぐ主力のケガに、指揮官は「いるメンバーがベストだと思って、あした頑張らないと。下を向いている暇はないから」と言葉を絞り出した。

 ▼日本ハム・稲葉 トスが思ったよりホーム方向へ行ってしまい、賢介には悪いことをした。みんなでカバーしていくしかない。

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