ブランコ復活の2発!高木監督ご機嫌「待ちに待った大砲」

[ 2012年8月29日 21:45 ]

8回1死、中日・ブランコがこの試合2本目となる本塁打を左越えに放つ

セ・リーグ 中日4―2巨人

(8月29日 盛岡)
 みちのく岩手で中日の主砲が完全復活だ!左手甲の骨折から復帰2戦目のブランコが3回に17号2ラン、8回には18号ソロと、2本塁打を放ち、チームを連勝へと導いた。

 「チームの勝利に貢献できたことは本当にうれしい。また(1軍に)上がってすぐに活躍できたこともよかったと思う」

 約1カ月半ぶりの復帰戦だった前日(28日)も2安打2打点と活躍した頼れる助っ人。1発目は1点リードの3回だった。1死一塁、フルカウントから巨人先発の江柄子が投じた8球目、真ん中やや内寄りに甘く入った139キロのストレートを見逃さなかった。打球はライナーでバックスクリーン左へ飛び込む豪快な2ラン。そして2発目は1点差に迫られた8回1死から田原のシンカーを捉える。高々と上がった打球は逆風をものともせず、左翼席に飛び込んだ。

 「きょうは試合前に3本ホームランを打つという目標を立てていた。(岩手は)震災で大変だと思うけど、みなさんの応援があって2本ホームランを打つことができました」とブランコ。最後は「ありがとうございました」と流暢な日本語で締めた。

 主砲の2発で緊迫したゲームを制し、高木監督も「何と言ってもブランコの2発。待ちに待った大砲です」とご機嫌。「彼は気持ちがものすごく乗っている。ベンチのみんなを引っ張ってくれている」と“ブランコ効果”を強調した。これで首位巨人とは5ゲーム差。「プレッシャーなんてかからないでしょ、ジャイアンツは」と言いながら、ようやく追撃態勢が整い、指揮官は手応え十分の表情だった。

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