遊ゴロで決勝点　中京指揮官「これが軟式野球なんです」

第５７回全国高校軟式野球選手権決勝 中京２―１文徳

（8月29日 明石トーカロ）
　連覇を決めた中京の平中監督は、校歌を聴きながら号泣した。「ウチらしい試合をやってくれました」。延長１０回１死三塁で遊ゴロの間に本塁を陥れた決勝点は、中京らしさがにじみ出た。

　打者がボールをたたきつけて大きなバウンドのゴロにし、その間に走者が生還する攻撃は、今大会で何度も成功した“お家芸”だった。

　「打つ野球が主流になったが、たたいて走って、泥にまみれる。これが軟式野球なんです」と監督は胸を張った。