「変な投球はできない」ダル 被災地の少年たちに白星プレゼント

[ 2012年8月29日 13:06 ]

レイズ戦に先発し、7回無失点でベンチに引き揚げるレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ1―0レイズ

(8月28日 アーリントン)
 レンジャーズのダルビッシュが28日、アーリントンで行われたレイズ戦に先発。7回110球で6安打無失点、10三振2四球と好投し、今季13勝目(9敗)を挙げた。

 ダルビッシュは4回1死満塁のピンチも、9番ロバトンを一ゴロに打ち取り、自ら一塁ベースへカバーに走って併殺プレーに。右太腿の張りで23日の先発を回避したが、その影響を感じさせない動きで、この試合最大のピンチを乗り切った。

 尻上りに調子を上げ、奪った三振は今季8度目の2桁となる10個。8度目の2桁奪三振は、球団では過去に奪三振王のライアン(現球団社長)しか記録していない。「点差も考えず、目の前の勝負を楽しんでやることを考えていた」と振り返ったダルビッシュは、「制球も球威もすごく良かった」と自らの投球に合格点を与えた。

 この日は「日米フレンドシップナイト」と銘打ち、宮城県石巻市の少年野球チーム「石巻リトルシニア」の中学生14人を招待。「変な投球はできないと思った」の思いを胸に、粘りの投球で白星をプレゼントした。

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