館山 初優勝時のユニで今季初完封“恩師”松岡氏が「開拓してくれた」

[ 2012年8月25日 17:05 ]

<中日―ヤクルト>中日に勝利し、観客の声援に応えるヤクルト・館山

セ・リーグ ヤクルト1―0中日

(8月25日 ナゴヤD)
 築いた内野ゴロの数は「17」。コーナーを丁寧に突いた投球で、今季初完投初完封となる8勝目を挙げたヤクルト・館山は「ホッとしています」と安どの表情で試合を振り返った。

 中日・岩田との息詰まる投手戦。「(岩田が)要所を締める投球をしていたので、こちらも流れに乗った」と、得点圏に走者を置いても淡々と自らのペースを貫いた。

 この日のユニホームは1978年(昭53)の球団初優勝時のもの。当時の優勝投手はペナントレース、日本シリーズともエースだった松岡弘氏。その松岡氏が二軍コーチ時代、ルーキーの館山にサイドスローへの転向を勧めたという。

 「横手投げに開拓してくれた人。感慨深いものがあります」。赤い縦じまのユニホーム姿の館山が、同じ姿の“恩師”へ思いをはせていた。

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