ソフトバンク 堂上容疑者の契約解除 他選手の関与なし

[ 2012年8月25日 06:00 ]

強制わいせつの疑いで堂上隼人容疑者が逮捕され、記者会見で頭を下げるソフトバンクの高田浩一郎取締役(手前)と柴田三郎チーム運営部長

 ソフトバンクは24日、強制わいせつの疑いで逮捕された捕手の堂上隼人容疑者(30)との契約を同日付で解除したと発表した。監督責任のある球団の高田浩一郎取締役(46)が厳重注意、石渡茂編成・育成部長(64)と、柴田三郎チーム運営部長(53)は厳重注意および減俸処分となった。

 ヤフードームで会見した高田取締役は孫正義オーナーから「二度と起こさないように球団の体質を改めないといけない」と厳命されたことを明かし「社会教育が不足していたと認識し、改善に努めたい」と謝罪。今後は再発防止のため専門委員会を設置し、選手や職員への教育を徹底していくという。球団は同容疑者の入団前の犯罪歴は把握していたが「練習態度も真面目。そこで(指名すると)判断したが、甘かった」とし、調査不足だったことを認めた。

 堂上容疑者は19日午後10時半ごろ、福岡県粕屋郡内でアルバイトの女性(20)の髪の毛をつかむなど暴行し、わいせつな行為をした疑い。19日のウエスタン・リーグ・中日戦(飯塚)後に犯行に及んだとみられるが、球団は聞き取りを行った結果、他の選手の関与はなかったとしている。

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2012年8月25日のニュース