坂本、後輩にエールの逆転２ラン！「みちのくに大旗を」

５回死一塁、巨人・坂本が中越えに逆転２ランを放つ

セ・リーグ 巨人５―３ヤクルト

（8月22日 神宮）
　巨人は２２日、ヤクルトを５―３で下して今季、１分け３敗と白星のなかった神宮球場で初勝利。中日も勝ったため、マジック点灯はならなかったが、引き分けを挟んで４連勝で貯金を今季最多の３１とした。

　チームに勝利を呼び込んだのは坂本のバットだった。１―２の５回１死一塁、バックスクリーンへ１１号逆転２ラン。「どうかなと思ったんですけど、風に助けられました」と坂本は謙遜したが、前日に続く一発。「しっかり狙い球を絞って思い切りスイングできている。それがいい結果に結びついていると思います」の言葉に自信がにじみ出ていた。

　後輩にエールを贈る一発でもあった。この日、母校の光星学院（青森）が夏の甲子園で決勝進出を決めた。「（準優勝だった）春に悔しい思いをしたと思うし、何とか、みちのくに大旗を持ち帰ってほしい」と坂本。母校の勝利を願いつつ、自身も栄冠に向かって突き進む。