両軍合わせて6発乱れ打ちも…ヤクルト、巨人は引き分け

[ 2012年8月21日 21:46 ]

 両チーム合わせて本塁打6発が飛び交う“空中戦”は決着がつかず、引き分けに終わった。ヤクルト―巨人15回戦は21日、神宮球場で行われ、6―6のドロー。巨人の先発・沢村は勝てば、堀内以来45年ぶりに新人から2年連続2桁勝利だったが、次回に持ち越しとなった。

 派手な乱打戦の口火を切ったのはヤクルトのミレッジだった。0―0の3回2死、カウント1―1から巨人の先発・沢村の真ん中高めのスライダーを左翼席へ豪快な先制ソロ。同点となった4回には畠山が中越えソロで勝ち越した。

 しかし、巨人は5回、先頭の左翼へ今季1号ソロ。昨年8月11日の横浜戦(横浜)以来、約1年ぶりの一発で同点に追いつくと、2死二塁から坂本が10号2ランで勝ち越し。さらに阿部が17号ソロと1イニング3発で逆転した。

 ところが、その裏、沢村が代打・武内に被弾。さらにミレッジに二塁打、上田に左前適時打を許し、1点差。巨人は6回に長野の右前適時打で再び2点差としたが、その裏、登板した福田が連続四球。代わった高木京も2死二、三塁から森岡に右前2点適時打を浴びて、試合は振り出しに戻った。

 その後は両チームとも塁上を賑わしながら得点を奪えず、試合時間が3時間30分を超えたため、規定により引き分け。疲労感ばかりが残る試合となった。

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2012年8月21日のニュース