山崎武2二塁打!2軍落ちで「いろいろ考えた」が本領発揮

[ 2012年8月21日 21:39 ]

9回中日無死、山崎が左中間へ二塁打を放つ

 中日の山崎武司(43)が、2二塁打を気を吐いた。まずは4回、1死から左翼線へ。そして9回には先頭打者で左中間に打球を飛ばし、巨体を揺らして全力疾走。代走を送られ、“お役御免”となったが、その貴重な一打から1死三塁とし、平田の遊撃強襲で二塁打となった決勝打を導いた。

 「2本とも全力疾走でした。(9回は)セーフになってほっとした。左中間寄り(の打球)だったけど、何とか二塁に行きたいと思った」とお立ち台で笑顔の山崎武。

 今季は不調が続き、8月8日には登録抹消にもなった。「2軍落ちすると、いろいろ考えることがありまして…」としながらも「サボっていられないな、と若い選手と一緒に汗を流して、最短の10日で帰って来られたのは良かった」と語る。「巨人も本当に負けないけれど、直接対決が6試合残っているので、うちも直接対決まで負けないという気持ちで食いついていきたい」復帰してからは3試合目で3二塁打。終盤の優勝争いに向け、頼りになるベテランが本領を発揮し始めた。

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2012年8月21日のニュース