天理の中谷「レベルが違います」山本「強かった」

準々決勝で敗退し、グラウンドに向かってあいさつする天理ナイン

第９４回全国高校野球選手権大会第１２日準々決勝 天理１―８大阪桐蔭

（8月20日 甲子園）
　天理投手陣は大阪桐蔭打線に２本塁打を含む１２安打を浴びて８失点。背番号１１の先発山本は「強かった」と言った。

　昨秋の近畿大会では、エース中谷から山本への継投で、８―４で勝った。橋本監督は、その時の山本の内容がよかったことと、中谷の今大会の連続完投の疲れを考慮。「球に力のある」山本を先発させた。

　だが、山本は４回に右手中指のまめの皮がめくれて出血。ユニホームを赤く染めながら５回を３失点と粘ったが、そこが限界だった。代わった中谷も藤浪に本塁打されるなど５失点。「秋から自分らも成長したけど、桐蔭はもっと成長していた」と山本。中谷は「疲れがなかったとしても同じ結果だと思う。レベルが違います」と語った。