部員逮捕の作新 小針監督 目真っ赤「自分たちができることを…」

[ 2012年8月19日 10:21 ]

<仙台育英―作新学院>7回裏作新学院1死二塁、鶴田の右前打で石井が決勝の生還。左は投手渡辺

第94回全国高校野球選手権大会3回戦 作新学院3―2仙台育英

(8月19日 甲子園)
 強豪・仙台育英に競り勝って2年連続8強を決めた作新学院だったが、試合後の小針監督に笑顔はなかった。

 前日18日、甲子園登録メンバー外の2年生部員が17日に強盗容疑などで宇都宮中央署に逮捕されていたことが発覚。指揮官は事件の影響について問われると「自分たちが今できることを…」と話した後、しばし沈黙。目を赤くしながら「前を向いて試合をしようと、選手に伝えました」と明かした。

 「いつも通りチーム全員で試合をしてくれた」「気持ちがひとつになった試合だった」と選手を称えた小針監督。準々決勝では宇部鴻城(山口)―東海大甲府(山梨)の勝者との対戦が決まったが、「しっかり前を向いて、1試合1試合集中していきたい」と次の戦いを見据えた。

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