成瀬、自責0で敗戦投手に…名手・荻野貴が痛恨失策

[ 2012年8月17日 21:09 ]

日本ハム戦に先発したロッテ・成瀬

パ・リーグ ロッテ1―2日本ハム

(8月17日 札幌D)
 まさかまさかの敗戦だった。リーグ単独トップの12勝目を狙ったロッテ・成瀬がバックに足を引っ張られ、7回5安打2失点(自責0)で6敗目を喫した。「正直、何と言っていいのか分からない」と放心状態だった。

 直球が走り、変化球も低めに集めて4回2死まで完全。そこから糸井、中田に連打を浴びて2死一、二塁とされたが、稲葉を浅い飛球に打ち取り、チェンジのはずだった。ところが、中堅の荻野貴が捕球態勢に入りながら落球。二塁走者の生還を許し、さらに一、二塁間にいた稲葉を刺そうと誰もいない一塁に送球…ボールがファウルゾーンを転々とする間に2人目の走者もかえった。

 結局、失点はその2点のみ。打線は9安打に6四死球と塁上をにぎわしながら得点は1点だけに終わり、3連敗。一時は首位を走っていたチームが4位ソフトバンクと0・5ゲーム差と3位の座も危うくなってきた。

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