小久保「やり残したことはない」も「燃え尽きて終わりたい」

[ 2012年8月14日 22:34 ]

記者会見で今季限りでの引退を表明し、笑顔を見せるソフトバンクの小久保裕紀内野手

ソフトバンクの小久保が引退表明

 小久保の目は赤くなっていた。それでも真っすぐに前を向いて、きっぱりと質問に答えた。

 ――引退の理由は。

 「何がきっかけというものじゃないが、徐々に固まってきた。フリー打撃でボールが飛ばなくなってきた。練習でも入らない。そういう葛藤ですね」

 ――心残りは。

 「きょうの時点まで振り返った時にやり残したことはない。秋に優勝できなかったという後悔はしたくない」

 ――秋山監督からの言葉は。

 「代打もあるし、先発もある。最後までしっかりやろうと言っていただいた」

 ――チームメートに伝えたのか。

 「試合後に伝えた。誰も何も言えずにびっくりしていた。あした(15日)優勝して胴上げして引退させてくれと伝えます」

 ――残りのシーズンに向けて。

 「僕の出せる力を出して、しっかりチームの力になれるようにしたい。最後に燃え尽きて終わりたい。何とかパ・リーグ3連覇をしたい」

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