ミスに泣いた宮崎工「52年前のOBに校歌を、と思ったが…」

[ 2012年8月10日 15:41 ]

<天理―宮崎工>6回表宮崎工2死一、三塁、左前に先制の適時打を放ちガッツポーズの伊比井

第94回全国高校野球選手権1回戦 宮崎工1―3天理

(8月10日 甲子園)
 宮崎大会をノーシードから勝ち上がり、1960年以来、52年ぶりに選手権出場を果たした宮崎工だったが、名門・天理に逆転負け。初出場だった1958年以来54年ぶり夏の勝利はスルリと逃げた。

 左腕エース長友は140キロ台の直球とチェンジアップがさえ、3回まで無安打と完ぺきな立ち上がり。6回に1点の援護をもらったが、その裏に味方の2失策もあり2失点。7回にもスクイズで1点を失った。長友は「天理のイメージは強攻。スクイズなんてやらないと思っていた。向こうが上手でした」とガックリ。

 岩切監督は「送りバントの失敗が痛かった」と、7回無死一、二塁の好機を生かせなかったことを悔やみ、「できれば1勝を挙げて、52年前に出場されたOBの方に校歌を、と思ったが、達成できず残念」と無念の表情だった。

続きを表示

2012年8月10日のニュース