故障乗り越えた北大津右腕 全力投球に「悔いはない」

[ 2012年8月10日 14:10 ]

<滝川二―北大津>8回表滝川二1死三塁、沢田の中犠飛で藤川(左)が生還、勝ち越しを許した投手則本(右)、捕手北川の北大津バッテリー

第94回全国高校野球選手権1回戦 北大津4―5滝川二

(8月10日 甲子園)
 継投策を得意とする北大津は、右腕・則本が9回途中まで投げた。「後ろに控えてくれているから」と完投を狙って全力投球。得意のスライダーを駆使して試合を楽しむことができたという。

 2年の冬ごろまでは肩や腰などの故障が続き、何度も「やめたい」と考えた。それでも三重中京大の投手で、6月の全日本大学選手権に出場した兄から「大器晩成という言葉もある。ゆっくりやれ」と励まされ、あきらめずに努力を続けた。「甲子園のマウンドに立てて良かった。悔いはない」と胸を張った。

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2012年8月10日のニュース