代打でダメ押し!苦しんだブラゼル 7・4以来の打点

[ 2012年8月1日 13:16 ]

<神・ヤ>5回、代打・ブラゼルは適時打

セ・リーグ 阪神7-2ヤクルト

(7月31日 甲子園)
 今季初めて代打で結果を出した。ベンチスタートが続く阪神・ブラゼルが、2―4の5回2死一、二塁から代打でダメ押しの右前適時打を放った。

 「自分としてはやれることをやるだけ。あの状況ではやりすぎないように、打てる球が来たらいこうと思っていたよ」

 代わったばかりのヤクルト3番手・正田の初球だった。真ん中にきた117キロのスライダーを完璧にとらえた。7月8日の巨人戦(東京ドーム)以来の安打で、4日の広島戦(松山)以来となる打点。苦しんだ助っ人に、待望の1本が出た。

 27日から3日間、甲子園のナイター前には自ら炎天下の鳴尾浜球場に足を運び、打撃練習に励んだ。2軍関係者らにピザを差し入れするなど気遣いも忘れなかった。この日の試合前には外野のシートノックも加わった。「試合に出ていないから、彼も足を鍛えないといけない。運動量を減らさない、という気持ちもあるのだろう」。和田監督もそんな姿勢を評価していた。「代打で結果を出してくれたから、これをきっかけに上昇してほしい選手だね」。指揮官は期待を込めて続けた。ようやくかみ合ってきた猛虎打線。B砲も乗り遅れるつもりはない。

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2012年8月1日のニュース