清武本復刻版出版社の異議申し立てを棄却

[ 2012年8月1日 06:00 ]

 巨人の球団代表を解任された清武英利氏が取材に関わった書籍をめぐる仮処分で、東京地裁は31日、読売新聞東京本社の著作権を侵害したとして復刻本の販売禁止を命じた決定を不服とする「七つ森書館」(東京)の異議を退ける決定をした。同書館側は東京高裁に抗告する方針。

 東海林保裁判長は最初の決定と同様に「出版契約をした当時の社会部次長が上司の了解を得た形跡はなく、会社を代理する権限はなかった」と指摘し、契約は無効と判断。著者名を「読売社会部清武班」としたことで、読売側に回復し難い損害が発生するとした。

 読売側は「主張が全面的に認められており、妥当な決定」とのコメントを出した。

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2012年8月1日のニュース