WBC問題 NPBが不参加表明の選手会を説得へ

[ 2012年8月1日 06:00 ]

 日本野球機構(NPB)と労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)の事務折衝が1日、都内で行われる。NPBは来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への不参加を表明した選手会の翻意を求め、説得する構え。

 選手会は大会運営会社・WBCインクが契約する国内からのスポンサー料などの日本への帰属を求めたが認められず、7月20日の臨時大会で不参加を決議した。

 NPBは日本代表「侍ジャパン」が独自に契約するスポンサーから大会期間中でもWBCの権利を侵さない範囲で収益が得られる構造と、その収益を競技の底辺拡大にも役立てる方針をあらためて説明。WBC出場が「侍ジャパン」の価値を高めることを訴える。国際関係委員会の島田利正委員長(日本ハム球団代表)は「侍ジャパンの常設化によってスポンサーが集まれば、サッカーのようなしっかりとしたピラミッドができる」と意義を強調している。

 ▼加藤良三コミッショナー 国際大会として出場する価値を見いだせるような話し合いになればいい。

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2012年8月1日のニュース