角 支配下登録に元巨人の父は「トップ選手を脅かす存在に」

[ 2012年7月31日 06:00 ]

支配下選手登録され、ガッツポーズのロッテ・角

 トレードによる契約譲渡とシーズン中の新規契約の可能期限となる31日を前に、ロッテ、巨人、ヤクルト、ソフトバンクの4球団で育成選手から計5選手が支配下登録された。

 巨人などでプレーし、通算38勝99セーブを挙げた盈男氏を父に持つ角は、身近な手本を目標に掲げた。チームの育成出身選手では岡田が大ブレーク。昨季はゴールデングラブ賞も獲得した。角は「はい上がってきた方で尊敬している。自分もそうなれれば」と意気込んだ。

 1メートル68と小柄ながら東海大相模では4番に座って通算36本塁打。巨人・大田とクリーンアップを組んだ21歳は「ようやくスタートライン。同級生だし、大田と切磋琢磨(せっさたくま)して1軍を目指したい」と話した。昨季はイースタン・リーグで3、4月度の月間MVPを受賞。育成選手の受賞は両リーグ初の快挙とあって支配下登録を検討されたが、最終的には見送られた。2年越しの昇格に、盈男氏は「親バカな人間としては素直にうれしい。井口選手のようなトップ選手を脅かす存在に早くなってほしい」とエールを送った。

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2012年7月31日のニュース