マー君 わずか2回で…5失点KO「結果が全て」

[ 2012年7月30日 06:00 ]

<楽・西>初回の3失点に続き、2回にも2点を失い、落胆の表情でベンチへ戻る楽天・田中

パ・リーグ 楽天4-13西武

(7月29日 Kスタ宮城)
 楽天・田中にとって後半戦最初のマウンドは最悪の結果に終わった。わずか2回、42球で5安打5失点(自責3)。故障の再発も心配されたが「体の問題はない」ときっぱり言い切り、「よーいドン(初回)で3点取られたのが全て。結果が全てです」と悔しさをにじませた。

 初回にヘルマンの適時打などで3点を失い、2回も栗山、中島に適時打を浴び2失点。直球はシュート回転し、変化球は抜けた。前半戦の最終戦だった18日のロッテ戦(QVCマリン)に中4日で登板し、球宴では23日の第3戦(盛岡)に先発するなど普段の調整とは異なっていたが「やることはやっているし、みんな条件は同じでしょう」と言い訳はしなかった。

 夏休み期間で初の週末。27日からの3連戦は球団創設8年目で初めて全3試合のチケットが完売した。大観衆の期待に反し、昨季19勝の沢村賞右腕がプロ初登板で1回2/3を6失点だった07年3月29日のソフトバンク戦(ヤフードーム)に次ぐ早期降板。チームも計4失策が絡み、今季最多の13失点で大敗を喫した。

 1分けを挟み今季ワーストの5連敗で借金2。星野監督は「田中があれじゃあどうしようもないよ」とあきれ顔だった。

 ▼楽天・聖沢(9回、右翼席に今季1号ソロ)いい当たりが出たことは次につながると思う。

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2012年7月30日のニュース