「新しい伝統を」天理、初回イッキ8点大勝!

[ 2012年7月30日 06:00 ]

<天理・畝傍>甲子園出場を決め、マウンドに集まりNo.1ポーズで喜ぶ天理ナイン

奈良大会決勝 天理13―6畝傍

(7月29日 佐藤薬品)
 天理が初回に大量8点を挙げ、初出場を狙う畝傍を退けた。

 初回、先頭の早田がフルカウントから高めの真っすぐをとらえ、左中間席に高校初本塁打を叩き込んだ。「昨夜は緊張してほとんど眠れなかった」と言い、体も疲労でパンパンに張った状態だったが、集中力で補った。この先頭打者アーチが導火線となり、序盤で13得点を挙げる猛攻につながった。

 昨年の同大会は部員の暴力事件で出場を辞退。昨秋から同校を率いる橋本武徳監督は「新しい伝統をつくろうと、コーチは厳しく接してきた。選手はよくついてきてくれた。甲子園では、いい思い出をつくってやりたい」と称えた。

 ◆天理(奈良)ロンドン五輪の柔道100キロ級代表・穴井隆将ら多数のOB。

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2012年7月30日のニュース