大阪桐蔭 辛勝Vも藤浪 まさかの8失点で完投できず

[ 2012年7月29日 19:19 ]

大阪大会決勝 大阪桐蔭10―8履正社

(7月29日)
 今春の選抜大会覇者の大阪桐蔭は7回まで10―1と大量リードを奪いながらも、8回に履正社の猛反撃を受け、2点差に追い上げられた。最後は何とか振り切り西谷監督は「夏はすんなり勝てない。勉強になった」とほっとした表情だった。

 エース藤浪が突如崩れた。7回まで3安打1失点と好投していたが、8回に制球が甘くなる。一気に6安打を浴び、10―6に。そしてこの回二つ目の四球を出したところでマウンドを譲った。藤浪は「あれだけ点数をもらいながら完投できないのは情けない。自分一人だけ同じことをやってしまった」と唇をかんだ。

 甲子園では史上7校目の春夏連覇が懸かる。プロ注目の右腕は「自分が引っ張っていけるピッチングをしたい」と復調を誓った。

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2012年7月29日のニュース