イチロー つらかったマ軍戦「11年半の思いを胸に堂々とプレーしようと」

[ 2012年7月26日 08:22 ]

シアトルでの今季最後の試合を終え、地元テレビ局の女性リポーターと抱き合うヤンキースのイチロー

ア・リーグ ヤンキース5―2マリナーズ

(7月25日 シアトル)
 ヤンキースに移籍3試合目のイチローは25日、シアトルでのマリナーズ戦に移籍後初の「1番・右翼」で出場し、5打数1安打だった。

 試合後、シアトルのテレビ局のインタビューに応じたイチロー。元本拠地となったセーフコフィールドを見渡しながら話すその姿は、とても寂しそうにも見えた。

 シアトルを離れることにイチローは「とてもつらいですね。(この3試合は)とてもやりづらかった。ただ、ここでプレーするのは今季最後なので11年半の思いを胸に秘めて堂々とプレーしようと思った」と、これまで応援してくれたファンに応えるべく戦ったことを口にした。

 出塁した際など、かつてのチームメートと言葉を交わすシーンもみられたが「複雑な思いだった」とイチロー。珍しく感傷的な口調になったが、それでも今はヤンキースの一員。
「マリナーズでの11年半に誇りを持って、前に進みたい」と話し、慣れ親しんだスタジアムを後にした。

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2012年7月26日のニュース