坂本「完璧」弾に乾杯!生ビール半額ナイター酔わせた

[ 2012年7月26日 06:00 ]

<巨・D>4回2死一塁、左越えに2ランを放ち、人差し指を立てる巨人・坂本

セ・リーグ 巨人6-2DeNA

(7月25日 東京D)
 プロ野球は25日、オールスター戦が明けての後半戦が始まった。セ・リーグ首位の巨人は、DeNA戦で坂本勇人内野手(23)が4回の9号2ランを含む2安打3打点。勝負強い打撃が光る3番打者が後半戦でも好スタートを切り、チームも計3本塁打などで6―2と快勝し、3連勝で貯金を今季最多の21とした。球宴を挟んでも勢いは衰えず、独走態勢を着実に固めつつある。

 ちゃめっ気たっぷりに、坂本がお立ち台でおどけてみせた。

 「きょうはビールが半額だったと聞いたので、いっぱい入ってくれたみたいですけど、普通の日もいっぱい来てください」

 後半戦白星発進を導いたポイントゲッターは、ありったけの笑顔を振りまいた。

 この日のDeNA戦。試合開始時間は通常のナイターよりも1時間遅い午後7時に設定された。球団が昨年、東京ドームの来場者にアンケートを実施。「会社帰りでも最初から試合が見たい」という意見があり、試験的に今季1試合限定で実施された。

 その初回。坂本は1死二塁から、国吉のカーブを捉えて三塁線を破る同点二塁打。阿部の中前適時打を呼び、初回からの観戦を熱望した世のサラリーマンのストレスを発散させた。さらに、球場内の生ビールが通常の800円から半額の400円となった今年2度目の「生ビール半額ナイター」にふさわしい打点のおかわりだ。4回2死一塁。国吉の初球の内角直球をライナーで左翼席に運んだ。「完璧だった。久しぶりに気持ちいいホームラン」と観客とともに自身も酔いしれた。

 球宴も全3試合に出場。ここまでレギュラーシーズンも全83試合フルイニング出場中だ。疲れがないと言えばうそになるが「逆に変に間が空くこともなかったし、球宴自体を楽しくやらせてもらってリフレッシュできた」といきなり全開。42打点は阿部の48に次いでチーム2位、一時は大台を切った打率も・306まで戻してきた。原監督も「坂本は非常に勝負強い。3打点すべてが勝利を呼び寄せる価値あるものだった」と絶賛した。

 試合前にはうれしいニュースがあった。交流戦期間に行われた「みらいのカタチ総選挙」の「未来の大スターだと思う選手は?」というファン投票でトップとなり、賞金50万円を贈られた。「期待に応えられるようにいいプレーを見せたい」。まさに有言実行だった。

 坂本のバットが呼び水となり、今季2度目の1試合3本塁打で快勝。東京ドームでは引き分けを挟んで10連勝、貯金は今季最多の21まで膨らんだ。「今はいい形で打てているので、これを続けていきたい」。自らの手で導いた後半戦白星スタート。坂本に乾杯だ。

 ≪今季沢村を強力援護≫巨人は4月13日DeNA戦に次いで今季2度目のチーム3本塁打。前回は阿部が2本、坂本が1本放ち、先発投手はこの日と同じ沢村で1安打完封勝利(○6―0)をマークした。9号2ランを含む2安打3打点の坂本は、今季沢村が先発した試合に通算73打数25安打(打率・342)3本塁打、11打点と強力援護。沢村先発試合に3本塁打は阿部、長野と並び最多になった。なお、今季巨人が1試合に2本塁打以上すると11勝1敗1分け(勝率・917)。チーム複数本塁打が空砲に終わるケースはほとんどない。

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