先発全員安打!JX―ENEOS、4年ぶり4強

[ 2012年7月23日 06:00 ]

<JX-ENEOS・パナソニック>2回裏2死一、二塁3ランを打ったJX-ENEOS・井領(中)はジャンプしながら生還しナインの出迎えを受ける

第83回都市対抗野球準々決勝 パナソニック5―9JX-ENEOS

(7月22日 東京D)
 JX―ENEOSの打線がついに目覚めた。1、2回戦はいずれも2―1の接戦だったが、この日は先発全員安打となる13安打で9得点。2回に井領(いりょう)が放った右越え3ランが打線に勢いを与えた。「ずっと投手に抑えてもらっていた。きょうは絶対に点を取りたいと思っていました」。初回に2点を先制された直後だけに流れを引き戻す貴重な一発となった。

 大久保秀昭監督は「ほとんどの選手にヒットが出たので、あすにつながれば。嫌な雰囲気の中、井領の本塁打が効果的だった」と話した。パナソニックとは都市対抗で過去6度対戦して5勝1敗だったが、この日も相性の良さが出た格好。これで優勝した08年以来、4年ぶりのベスト4進出。それでも指揮官は「久しぶりですね。でも先を見ずにいきます」と最後まで慎重な姿勢を崩さなかった。

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