武田 サンデー登板で新人王狙う「8勝すれば…」

[ 2012年7月23日 06:00 ]

練習の合間にリラックスした表情を見せるソフトバンク・武田

 サンデー武田の新人王大作戦だ。65年のドラフト制後、高卒ルーキー史上6人目、球団初の初登板初先発からの2戦2勝を記録したソフトバンク・武田が「100球制限」で新人王を狙う。

 「打ち取れる球はある。あとはスタミナ。球数制限は(シーズン中)続ける」と高山投手コーチ。球宴明けの初戦は29日のロッテ戦(QVCマリン)が濃厚。首脳陣は球数制限で体力的な消耗を抑え中6日で毎週、日曜日に投げさせたい考えだ。そうなれば最大10試合の先発が可能。新人王有資格者では5勝の楽天・美馬がトップを走るが、逆転は不可能ではない。

 7日の日本ハム戦(札幌ドーム)は93球で6回無失点、14日のロッテ戦(ヤフードーム)は89球で6回無失点と「省エネ」の実績は十分。武田は「今のまま(の球数、登板間隔)なら疲労は大丈夫。8勝すれば(新人王の)可能性はありますかね?」とにやり笑った。ドラフト制後は球団初の高卒1年目の新人王へ、ここからまくりにかかる。

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2012年7月23日のニュース