愛工大名電・浜田10K完投発進も「きょうは6割」

[ 2012年7月22日 06:00 ]

<愛工大名電・中部大一>7安打2失点完投勝利の愛工大名電・浜田

愛知大会3回戦 愛工大名電8-2中部大一

(7月21日 刈谷)
 花巻東・大谷、大阪桐蔭・藤浪と並んで「高校ビッグ3」と称される愛工大名電の147キロ左腕・浜田が、今夏初戦の中部大一戦に先発。7安打2失点ながら、毎回の10奪三振で完投し「最初は無駄な力が入ってしまった。きょうは6割だが、これくらいの投球でいい」と上々のスタートを切った。

 地元の中日など5球団のスカウトが熱視線を注ぐ中、初回に先制されたが、2回以降は冷静な投球を取り戻した。大谷が160キロを出し、藤浪も無失点スタートを切ったことは百も承知。「160キロは凄い。ただ(2人を)特に意識することはない」。最速138キロ止まりも、変化球主体の組み立てで的を絞らせなかった。

 順調にいけば、9日間で6試合を戦う強行日程だけに「温存するところはしていかないと」。160キロも、完封もいらない。高校No・1左腕は、着実に勝利だけを追い求める。

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2012年7月22日のニュース