マエケン 松坂以来の投手MVP「ボクじゃないと思っていた」

[ 2012年7月21日 20:35 ]

オールスター第2戦に先発した全セ・前田健
Photo By スポニチ

マツダオールスターゲーム2012第2戦 全セ4―0全パ

(7月21日 松山)
 全セの先発、広島・前田健が3回を1安打無失点と好投、ファン投票1位選出の期待に応え、見事にMVPを獲得した。

 「(全パは)いい打者ばかりで嫌だった」と言いながら初回、聖沢(楽天)、陽岱鋼(日本ハム)を連続で二ゴロに仕留め、3番・中島(西武)は空振り三振。2回もホームラン競争で驚異の飛距離を見せつけたペーニャ(ソフトバンク)を二飛に打ち取るなど3人で片づけた。3回1死から田中賢(日本ハム)に左前打を許したが、打たれたヒットはこの1本だけ。「あそこまでいったら、できればノーヒットに抑えたかったけど、(田中賢には)うまく打たれたので仕方ないですね。力勝負ができたし、いいピッチングができたと思います」。

 同学年の坂本(巨人)が豪快な2ランを放つなど打線の援護もあった。「(坂本)勇人がホームランを打ったのでMVPはボクじゃないと思っていた。でも、点を取ってくれたおかげでMVPが獲れました」。

 オールスター戦で投手がMVPを獲得するのは2004年の第1戦の松坂大輔(当時西武)以来。「松坂さん以来というのは恐縮ですけど、ホントうれしいです」。前田健はお立ち台で気持ちよさそうに汗をぬぐった。

続きを表示

この記事のフォト

2012年7月21日のニュース