松井 3の0…故障フルド復帰で立場危うし

[ 2012年7月21日 06:00 ]

<レイズ・インディアンス>1回、2死満塁の先制機に空振り三振に倒れる松井

ア・リーグ レイズ6―0インディアンス

(7月19日 セントピーターズバーグ)
 レイズの松井が再び窮地を迎えた。19日(日本時間20日)のインディアンス戦に6番・右翼で先発出場。左太腿裏を痛めた2日のヤンキース戦以来、17日ぶりの守備に就いたが、打席では3打数無安打に終わった。故障者リスト(DL)入りしている外野手フルドが20日(同21日)からのマリナーズ3連戦中にも復帰予定。いよいよ立場は土俵際に追い詰められた。

 右翼手ジョイスが腰に異常を訴え、4試合ぶりに回ってきた先発出場。初回2死満塁の好機だったが、先発のヒメネスに2球で追い込まれると、3球ファウルで粘るも、最後は真ん中の93マイル(約150キロ)直球に空振り三振。「もうちょっと何とかしたかった。ストレートに押された感じ」。その後2打席も凡退し、7回の守備から退いた。

 松井の勝負強さを買うジョー・マドン監督は「今後も起用するところを探していく」としたが、後押しする数字はない。1日を最後に安打がなく、現在11打席連続無安打で、うち6打席は得点圏に走者を置いての凡退。最近3試合で16得点と機能している打線で、居場所を探すのは難しい。

 フルドの復帰に伴い、1人がメジャー40人枠から外れる。松井はその候補に挙がっている。「(打席を)増やすには、いい打席を見せて使いたいと思ってもらわないと。まずはそこが先」と話したが、次にチャンスが与えられるかは微妙な状況だ。

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2012年7月21日のニュース