センバツ4強の関東一敗れる エース中村号泣7回4失点

[ 2012年7月18日 06:00 ]

東東京大会4回戦 関東一5―6成立学園

(7月17日 神宮)
 関東一・中村は現実を受け入れることができなかった。まさかの4回戦敗退。先輩たちから「また来年頑張ればいい」と声を掛けられ涙があふれた。今センバツで関東一を4強に導いた立役者は号泣しながらバスに乗り込んだ。

 2年生エースとして臨んだ甲子園では3試合連続完投勝利を挙げたが、代償は大きかった。左股関節に痛みを抱えながらの登板だっただけに、センバツ後は満足な走り込みができなかった。5月の関東大会は1イニングの登板のみ。練習試合でも完投せずに、背番号「10」で夏を迎えた。今大会初先発で7回4安打4失点。後を託した同じ2年生の上原、醍醐も踏ん張れずサヨナラ負けを喫した。

 春夏連続出場はならなかった。それでも、米沢貴光監督は「中村は決して万全ではなかったが、今の力は出し切ってくれた。きょうは監督の継投ミス」とかばった。

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2012年7月18日のニュース