ドラ1伊藤隼が1軍復帰!最近6戦で打率4割と絶好調

[ 2012年7月15日 11:37 ]

 阪神のドラフト1位・伊藤隼太外野手(23)が15日から1軍に昇格することが14日、分かった。この日は雁の巣でウエスタン・リーグ・ソフトバンク戦に出場したが、博多遠征を切り上げ緊急帰阪する。

 伊藤隼は2軍での通算打率こそ・208にとどまっているが、最近6試合では22打数9安打の打率・409、1本塁打。6月27日の広島戦(由宇)では2号本塁打を含む5打数4安打を記録するなど調子を上げてきている。

 阪神の外野手では40年ぶりとなる新人の開幕スタメンとなったDeNAとの3連戦(京セラドーム)では5打数無安打。大学No.1打者の本領を発揮することはできなかったが、鳴尾浜でみっちりと鍛え直してきた。2軍首脳からも「本当によく練習する」と太鼓判を押されるほど質、量ともに濃い内容。必ず戻ると誓った1軍へ、いよいよ歩を進める時が来た。

 19日から24日まで、今年は球宴休みが6日間設けられており、15日から登板した先発投手を順番に登録から外すことが可能。伊藤隼はこの日のヤクルト戦に先発した久保と入れ替わる形で登録される形だ。当初はファームでも打率が2割に満たないなど、苦しい時期を経験してきた。それでもめぐってきた最高のチャンス。常々「昇格は僕が決めることではないので、変わらずやっていきたい」と目の前の試合に集中してきた若武者。1軍公式戦では初めてとなる甲子園のフィールドで、思う存分大暴れする。

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2012年7月15日のニュース