ダル乱調 メジャー自己ワースト7失点で6敗目

[ 2012年7月15日 12:36 ]

マリナーズ戦の1回、イチロー(左)に右前打を浴びたレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ0―7マリナーズ

(7月14日 シアトル)
 レンジャーズのダルビッシュが14日、シアトルで行われたマリナーズ戦に先発。初回から制球に苦しみ、6回1/3で106球を投げて8安打7失点、5四死球4奪三振で6敗目(10勝)を喫した。7失点はメジャー自己ワースト。チームは0―7で敗れた。

 1回、ストライクが入らないダルビッシュは先頭のアクリーを四球で歩かせると、2番イチローには1ボールからの内角直球を一、二塁間に運ばれる右前打。早くも無死一、三塁となり、さらに暴投でイチローは二塁へ進塁した。ダルビッシュは力んだのかウェルズに死球を与え、無死満塁のピンチ。続く4番ジェイソにはストレートの四球で、押し出しで先制点を献上した。ソーンダースは一ゴロに打ち取ったが、ヤングが弾いてイチローが生還しさらに1点追加。6番スモークはツーシームで三飛に打ち取り、やっと1死を取った。

 しかし7番シーガーにはスライダーを打たれ、三遊間を抜ける2点適時打。ペグエロをスライダーで、ライアンを直球で連続三振に斬り、やっとこの回を終えた。

 2回、ダルビッシュはアクリーを投ゴロに打ち取ったが、打球が左すねを直撃するアクシデント。しかしイチローを1ボールからの2球目、ツーシームで二ゴロに抑えると、続くウェルズは直球で三邪飛に斬り、この回は3人で終えた。

 立ち直ったダルビッシュはこの回も3者凡退斬り。ジェイソを二ゴロ、ソーンダースを左飛と簡単に2死とすると、スモークは3球三振に斬った。

 4回、ダルビッシュは先頭のシーガーを四球で出したが、後続を遊直、三飛に打ち取り2アウト。しかし2死一塁からアクリーに外角の直球を捉えられ、フェンス直撃の中越え二塁打で追加点を許した。続くイチローは左飛に打ち取った。

 ダルビッシュは5回にも失点。1死から4番ジェイソに初球の外角直球を左中間スタンドに運ばれ、リードを6点に広げられた。後続は二ゴロ、三邪飛に打ち取った。

 6回、ダルビッシュは1死からペグエロにスライダーを捉えられ、三遊間抜ける左前打。しかし後続を抑えてこの回は無失点で終えた。ダルビッシュは6回まで5安打6失点、4四死球3奪三振。

 7回、ダルビッシュは高めのボール球を振らせて先頭のイチローを三振に斬ったが、ウェルズ、ジェイソに連打を浴びて1死一、二塁のピンチ。5番ソーンダースには初球の外角低めのカットボールを捉えられて右翼線への二塁打を浴び、7失点目を喫した。続くスモークに四球を与えて満塁としたところで交代が告げられた。

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