守護神失格の助っ人右腕 初先発初勝利「迷惑掛けた」

[ 2012年7月15日 06:00 ]

<オ・西>来日初勝利の西武・ゴンザレスは渡辺監督(左)とガッチリ握手をする

パ・リーグ 西武4-1オリックス

(7月14日 ほっと神戸)
 来日初先発となった西武・ゴンザレスが5回1失点で初勝利を挙げた。30歳の誕生日も重なり「今まで迷惑をかけていた。勝利に貢献できて良かった」と喜んだ。4回まで毎回先頭の出塁を許したが最速148キロと変化球の緩急で最少失点に抑えた。

 ベネズエラ人右腕は開幕時は守護神を任されたが、精神的な弱さもあって4敗を喫し、6月2日に2軍落ち。先発調整を命じられた。

 フォークを習得して投球の幅を広げた成果がこの日の結果につながり、女房役の炭谷も「後ろをやっていた時よりもいろんな球を使えた」とうなずいた。

 最大9あった借金は1に減り完済目前。岸、石井、西口が離脱した先発陣に新たな希望の光が差し込み、渡辺監督は「試合をつくったのは合格。次もチャンスはある。一つ一つ詰めていく」と言葉に力を込めた。

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2012年7月15日のニュース