マー君、斎藤に投げ勝ち6勝目「2度あることは3度ある」

[ 2012年7月13日 21:20 ]

8回を無失点で6勝目を挙げた楽天・田中

パ・リーグ 楽天5-1日本ハム

(7月13日 Kスタ宮城)
 楽天・田中が、三たび日本ハム・斎藤の前に立ちはだかった。13日の日本ハム戦(Kスタ宮城)に先発。8回を投げ8安打を許したものの、無失点投球でライバル・斎藤との通算3度目となる直接対決を制し、今季6勝目を挙げた。

 「2度あることは3度ある、ということで、しっかり勝つことができて良かった」。お立ち台でカメラのフラッシュを浴びながら、田中はしっかりと胸を張った。

 斎藤との対決は今季2度目。先発予定だった12日のオリックス戦が雨天中止となり、この日にスライド登板したことで急きょ実現した。過去2度の対戦は、いずれも投げ勝ち、チームに白星をもたらしていた。もちろん、この日も負けるつもりはなかった。

 序盤のピンチも、三振で切り抜けた。初回2死三塁では中田を空振り三振。4回には2死二、三塁で近藤を空振り三振に仕留め、得点を許さなかった。5回以降は、ギアを一段上げたかのように奪三振ショーを展開。3イニングで6奪三振、7回までに奪三振数を13にまで積み上げた。8回には田中、小谷野に連続安打を許し無死一、二塁のピンチを背負ったが、崩れない。続く糸井を併殺に仕留め、中田は三塁への小フライに打ち取った。

 リリーフ陣が9回に1点を失ったものの、チームは快勝。2位・日本ハムと0・5差に接近した。「ヒット打たれすぎです。13奪三振?しっかりと打者を追い込むことができて、詰めでいい球を投げられたからだと思う」と振り返った田中。8回110球。球数で完投こそ逃したが、上位2チームと対戦する球宴前最後の6連戦の白星スタートに「初戦を取りたいと思っていた」とニッコリ。さあ、一気に上位へ、エースが堂々と先陣を切った。

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