ダル 後半戦活躍のポイントは敵地での投球

[ 2012年7月13日 10:47 ]

後半戦も活躍が期待されるレンジャーズのダルビッシュ

 レンジャーズのロン・ワシントン監督(60)が、ダルビッシュ有投手(25)に「20勝指令」だ。

 後半戦は厳しい日程が待ち受ける。14日に対戦するマリナーズとは、過去2度対戦し1勝1敗で、防御率は8・38。さらに西地区2位のエンゼルス、中地区首位のホワイトソックスと好調のチームとの対戦が続く。

 ダルビッシュは「基本的には僕が考えすぎる必要はないと思っている」と自然体を強調したが、前半戦の活躍で相手の研究が激化するのは必至。相手の対応を上回る投球が必要となる。

 後半戦で活躍するために鍵となるのが敵地での投球。今季は本拠地では7勝1敗で20与四球だが、敵地では3勝4敗で33与四球。敵地の慣れないマウンドでは制球を乱す傾向があり「ビジターでは初めてのところが多いし、そうなってくるとマウンドも環境も全く違う」と自覚している。だが「シーズン初めの自分の状態が悪い時にそれが重なった」と調子が上がってきた今ならば、力を発揮できるという自信も見せた。

 「世界中の誰もがNo・1はダルビッシュだと言ってもらえるような投手になりたい」と話し、海を渡った。20勝への挑戦はその最初の一歩となる。

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2012年7月13日のニュース