武隈、惜しいっ!8回1死までノーヒットの快投でプロ2勝目

[ 2012年7月12日 20:45 ]

プロ2勝目を挙げ、渡辺監督(右)に祝福される西武・武隈

パ・リーグ 西武2-0ソフトバンク

(7月12日 西武D)
 ニューヒーローの誕生だ。西武・武隈が今季初先発で7回2/3を1安打無失点。5年目、22歳の左腕が年ぶりのでプロ2勝目を挙げた。

 自身2度目の先発マウンドは「緊張してコントロールが良くなかった」と苦しみながらも「僕なりに強気の投球」で8回1死までノーヒット投球。「足をつっていたけど、周りが盛り上げてくれた。いつか打たれるとは思っていた」と迎えたソフトバンクの8番・長谷川に左前にドン詰まりの安打を許し、快挙を逃した。

 10日に1軍登録され「ドタバタで1軍に上がってきて、この投球は出来すぎです」とお立ち台では控えめなコメント。自己主張が苦手なのか、「ノーヒットノーラン出来なくて良かったです」とまで話すほどだった。渡辺監督からは「良いこと言ってくれたと思うんですけど…テンションが上がっていて覚えてないです」とはにかんだ。

 北海道・旭川工から2007年にドラフト4位で入団。甲子園出場経験はなく、全国区では無名の存在だった。最後まで控えめだった道産子は、次戦の登板に関しても「この投球で次が必ずあるとは限らないので…チャンスがくれば僕なりに頑張ります」と笑顔を見せた。

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