BCリーグ石川 ハワイで“ナックル姫”と対戦

[ 2012年7月12日 18:27 ]

 日本のプロ野球独立リーグ、ベースボール・チャレンジ(BC)リーグの石川ミリオンスターズは11日、米ハワイ・マウイ島のワイルクで、米独立リーグのマウイと2試合目の交流試合をし、ハワイでの全日程を終了した。マウイ所属の吉田えり投手(20)も登板した。

 ナックルボールを武器に、男子とともにプレーする日本初の女性プロ野球選手として話題を集める吉田投手が登板すると、場内アナウンスは「さあ、ナックル・プリンセス(姫)だ」。約1800人の観客から大歓声が上がり、マウイのファンの間でもひときわ人気が出ている様子だった。

 疲れがたまっているという吉田投手は1イニングのみ登板し、被安打1、奪三振1、無失点。試合は石川が1―0で勝った。

 石川によると、今回の交流試合は日本の独立リーグのチームとしては初の海外遠征。森慎二監督は「人間的にも野球の面でも、選手たちの成長につながる貴重な経験ができた」と語った。

 金沢市から妻と一緒に応援ツアーに参加した会社員、寺井正博さん(61)は「これからも海外での試合は必ず応援に行く」と笑顔で話した。(共同)

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2012年7月12日のニュース