不遇だったヤ軍時代…過去と決別した井川 ダル映像も見ることなく

[ 2012年7月12日 11:42 ]

<楽・オ>日本球界復帰後、初勝利をマークし、スタンドの声援に応える井川

パ・リーグ オリックス3-1楽天

(7月11日 Kスタ宮城)
 オリックス・井川が楽天戦に先発し、8回を3安打1失点(自責0)で復帰4戦目にして今季初勝利。2095日ぶりの日本球界白星に「ふがいない投球が続いていたので正直ホッとしています」と笑顔を見せた。

 「なかなか結果が向こう(米国)で出なかった。もう1度、日本で結果を出したいと頑張ってきた」。入札金を含めて5年4600万ドル(当時約54億2800万円)。巨額の契約でヤンキースに移籍したが、白星は1年目の07年に挙げた2勝のみ。2年目以降の4年間はほとんどマイナー暮らしだった。米メディアには「ヤ軍の契約は失敗」などと散々叩かれた。それでも、投球の「引き出し」を増やして帰ってきたのもまた事実だ。

 今はメジャーで活躍するダルビッシュらの映像も見ないという。「2年契約だし、もう32歳。今はオリックスの優勝しか考えていません」。もう過去は振り返らない。

続きを表示

この記事のフォト

2012年7月12日のニュース