星野監督、井川に辛口ジャッジ「面影はないな」

[ 2012年7月12日 06:00 ]

<楽・オ>浮かない表情で選手交代を告げに向かう星野監督

パ・リーグ 楽天1-3オリックス

(7月11日 Kスタ宮城)
 阪神時代の井川の恩師でもある楽天・星野監督は「あれだけボール球を振ったら誰にでも抑えられるよ」とひとしきり打線に苦言を呈した後、「面影はないな。(昔は)もっともっと良かった。これからまだ良くなるんだろうけどな」。全盛期を知るだけに、愛情も込めて辛口のジャッジをした。

 前日には「(井川の)投球を見るのは9年ぶり」と懐かしんでいたが、2回無死一塁でヒットエンドランのサインを中島が見落とす拙攻もあり、序盤から井川を助けた。開幕前には楽天も獲得に興味を示していた左腕に対して的を絞れず、8回まで3安打に抑え込まれた。

 井川とは同じ茨城県出身で小中学、高校の先輩でもある大久保打撃コーチも「後輩にやられた。緩急に惑わされた」と脱帽していた。

 ▼楽天・田淵ヘッドコーチ(阪神で優勝した)2003年の方が球は速かった。でも“高めを狙え”と言って叩けなかったのは、球が来ていたということだろう。

 ▼楽天・聖沢 球速はなかったけど、スピンの利いたいい球が来ていた。

 ▼楽天・牧田 以前に対戦した時(06年)に比べて球は速くない。打てない球ではないと思ったんですけど…。

 ▼楽天・美馬(6回まで無安打も7回に2失点)もったいなかった。抑えなきゃと思えば思うほど駄目ですね。

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2012年7月12日のニュース