C・ジョーンズ “最後の打席”涙の代打安打

[ 2012年7月12日 06:00 ]

<米球宴>6回、代打で右前打を放つブレーブスのチッパー・ジョーンズ

 今季限りでの引退を表明しているブレーブスのチッパー・ジョーンズが、代打で安打を放った。

 6回に代打で出場。セールの直球をはじき返した当たりは、ボテボテながら一、二塁間を抜いた。「抜けろ、と思った。40歳で内野安打は難しいからね」。ブ軍一筋19年、通算2670安打のベテランはカウフマン・スタジアムでプレーするのは初めて。敵のナ・リーグながら、ファンに総立ちの拍手を受け「正直、涙で目がかすんでいた。97マイル(約156キロ)は見づらかった」と苦笑した。

 ラルーサ監督に促され、試合前には「過去2年勝ってきた。3連勝しよう。俺も最後の球宴で負けたくない」とゲキを飛ばしてナインを鼓舞。自らの安打で勝利に花を添え「最後の年に、忘れられない試合の一つ」と感慨に浸っていた。

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2012年7月12日のニュース